FOUNTAINS OF WAYNE / No Better Place: Live in Chicago

No Better Place: Live In Chicago

　おお、こんなのが出ていたなんて知らなかったよ。ファウンテインズ・オブ・ウェインのライヴＤＶＤ。今日たまたまタワーレコード・千葉パルコ店で発見して、即レジへ直行。輸入盤。おそらく同バンド初のライヴＤＶＤだと思います。
　2005年10月にシカゴで行われたものを収録。うむむ、微妙に古いな。ということは当時は発売前の "Traffic And Weather"（2007年）の曲は入っていない（※ボーナス・トラックのアコースティック・セットの方でフォローされている模様）。
　これから見てみまーす。
　（見終わって）んー、何だぁこれは。ＴＶショーのスタジオ・ライヴぽいなあ。クレーンも入っていて、カメラ・アングルやショット、スイッチングもいいし、音もクリアで分離が良くて聴きやすいけれども、ステージが妙に明るいし、観客は棒立ちだし、拍手はまばらだし、シンガロングはないし、ライヴの熱量が感じられないなあ。
　2007年秋に恵比寿リキッド・ルームで行われた来日公演のイメージ（本当に素晴らしかった！）が頭にあるから観てて少し物足りないっす。でもまあ、今回は初ＤＶＤだし、出ただけありがたいということで、次は臨場感溢れる熱いライヴ映像を期待したいですね。これはこれで良いですよ。
　実は拾いものなのが、ボーナス・トラックのアコースティック・ライヴ。これを観るためだけでも買う価値あり。練習スタジオ（アダム所有のスタジオか？）といった風情の小さなスタジオで、クリスとジョディがアコギ、アダムはグランドピアノを弾きながら息の合った見事なハーモニーを聴かせてくれます。
　クリスの歌も本篇よりもエモーショナルな感じで、アダムは普段は見られないピアノマンぶりを披露。カメラも２台のみ（１台は据え置き、１台はハンディ）で、密室感、プライヴェート感があって実にイイのですよ。こういうの、もっと見たい！