THE YUM YUMS / ...Whatever Rhymes With Baby

Whatever Rhymes With Baby
　ノルウェー出身のパワーポップ・バンド THE YUM YUMS の、02年の "Your Biggest Fan" 以来６年ぶりとなる待望の３作目がリリース。改めて言うまでもないですが、今回もまた素晴らしい出来で大感激。文句なく激マストでしょう！
　THE YUM YUMS は93年に、元 THE COSMIC DROPOUTS の MORTEN HENRIKSON を中心にして結成。数枚のシングルのリリースの後、"Sweet As Candy" をインディで発表。97年にユニヴァーサル（ノルウェー）と契約し "Sweet As Candy" がボートラを加えたリマスター盤で再発売、注目されることとなった。
　02年のリリースのセカンド "Your Biggest Fan" ではそれまでのバブルガムなパンク・ロックのスタイルに加え、70年代のグラム・ロック〜90年代のモダン・パワーポップの要素を注入しバラエティに富んだ傑作アルバムに仕上げた。
　セカンドのリリース後の６年間にメンバー・チェンジを重ね、現在のラインアップは MORTEN HENRIKSEN （Vo/LG）、ANDRE DAHLMANN （G）、EGIL STEMKENS （B/BV）、OTTO GAMST （Dr/BV）、VIBEKE SAUGESTAD （Key/Per/BV）の４人組となっている。
　さて、今作だがファーストの頃に立ち戻ったようなストレートなポップ・パンクを聴かせてくれる。難しいことを抜きにして、頭をカラッポにして、キャッチーなギター・リフ、砂糖菓子のように甘く親しみやすいメロディ＆ハーモニー、青臭くパンキッシュなボーカル、疾走感溢れる演奏、それらの音の渦にただ身を任せて欲しい。そして、ダンスして欲しい。きっと最高の時間が過ごせるだろう。