ROSS RICE / Umpteen (1999)
本日のCD。気ままに、お気に入り旧譜を紹介していきます。
- アーティスト: ロス・ライス
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1999/02/17
- メディア: CD
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ロス・ライスはメンフィス大学で音楽作曲の学士号を取得後、80年代末にポップ・バンド HUMAN RADIO を結成。ヴォーカル兼ソングライターとして活躍。音は未聴だが、パワーポップ〜アート・ロック〜ファンクと様々なタイプの曲を演っていたらしい。90年にコロンビアからバンド名を冠したアルバムを1枚残している。
その後はアレンジャーやキーボード・プレイヤーとして裏方仕事に徹していたという。ぼくが初めてロス・ライスの名前を認識したのは98年に NOT LAME からリリースされたコンピ盤 "Nashpop: A Nashville Pop Compilation" に収録されていた "Anything You Say"(M-7)を聴いてから。その力強いメロディとハーモニーに魅了されてしまった。
トッド・ラングレンあるいはジェフ・リン、90年代以降のバンドならジェリー・フィッシュ辺りを思わせる美麗なメロディ、分厚いコーラス、丁寧に作りこまれたアレンジ&プロダクションでじっくり聴かせてくれる。
日本盤のボーナス・トラックである1曲目ではマーシャル・クレンショウの "My Favorite Waste Of Time" をカバー。スプーキー・ルーベンばりのストレンジなアレンジで仕上げており、その引き出しの多さを見せ付ける。