RADIO DAYS / Midnight Cemetery Rendezvous (EP)

(2008/Insubordination Records/USA)
　今年のリヴァプールでの International Pop Overthrow （5/20〜5/26）への出演を決めている、イタリアはミラノ出身５人組パワーポップ・バンド。03年結成、06年セルフタイトルのアルバムでデビュー。これは08年発売の、現在の時点での最新ＥＰだ。全６曲収録。リリースはＵＳの Insubordination Records。
　これは、かっこいい。レーベルでいえば Screaming Apple 直系といいますか、カレージとモッドと70年代クラシック・パワーポップのテイストを融合したという感じです。とにかくソングライティングが素晴らしく、オリジナル５曲は捨て曲なし。青く、そしてこみ上げてくる熱い歌の数々は、例えばウイーザーやヴェルヴェット・クラッシュあたりのモダン・パワーポップ勢に引け取らない。いやいや、全然負けてない。
　個人的なベスト・トラックは M-2 "Don't Keep Me Waiting" か。これなんか Buzzy なビートルズといった印象。コーラスワークも美麗で素敵。あと、イントロの歌い出しから胸にグッと込み上げる熱いメロディが素晴らしい M-3 "Tomorrow" も捨てがたい。同様に M-4 "Waiting For You" のサビのフレーズの力強さもいい。思わずシンガロングしたくなる。　
　５曲目ではポール・コリンズ・ビートの "Rock'N'Roll Girl" のカバーを披露。これまた素晴らしいカバー！　オリジナルへのリスペクトは忘れずに、彼ららしさと今日的なパワーポップ・サウンドの息吹を吹き込んでいる、グッド・ヴァージョンだ。
Offical|Myspace|Powerpop Academy