ニューヨークの優良
ギターポップ/
パワーポップ専門インディレーベル、レインボウ・クオーツの新人は、ソングライター/シンガーの
アンドレアス・ナイバーグ(Vo/Key)を中心とした
スウェーデン出身のイケメン5人組。90年代モダン・
パワーポップと60年代風サイケ・ポップのファイン・ミクスチャーとでも言ったらいいだろうか、派手さこそないが(失礼!)パールフィッシャーズみたいな感じのクラシック・ポップ・
サウンドで実に素晴らしい。パールフィッシャーズ同様
ブライアン・ウィルソンから影響をいちばん強く感じるのですが、「レット・イット・ビー」〜「アビー・ロード」期の
ビートルズ、
ポール・マッカートニー、
キンクス、
ホリーズ、あるいはエミット・ローズ、ヴァン・デューレンあたりの70年代SSW群にも通ずる
サウンド&メロディセンスがキラリと光る。いにしえのポップマナーを遵守しつつも、それが懐古的になり過ぎず現代的なものになっているのは、さすがは
スウェーディッシュ・ポップの国のバンドですね。ピアノ、ストリングスを絡めたアレンジも美麗でうっとり。同郷
スウェーデンのペンデルトーンズ、レーベルメイトのスペインのワイナリーズとともに、鍵盤ポップ愛好家にはぜひオススメしたい一枚。ぼくもこの手の音は大好物!