アーチーズ風のアートワークを見れば、その音は容易に想像できるかもしれない。バブルガムポップ風味のポップパンクを聴かせる
オハイオ州出身3人組。これは彼らの 3rd アルバムにあたるのかな。これがもうスンバラシイのひとこと。大好き。そもそもラモーン・パンクな彼らだが(まるごと
ラモーンズの "Pleasant Dreams" をカバーした酔狂なアルバムもあるらしい)、ここではそれに加え、更に一段とバブルガム色が強まった印象(前作 "Bubblecore" はもっと性急な感じ)。即鼻歌で歌えそうな(笑)強力なフックのあるメロディ、楽しげな3声コーラスワーク、ハンドクラップ、ジャカジャカとかき鳴らされる3コードのシンプルなバッキング、いずれも絶妙。例えば
ソニック・サーフ・シティやハワイ・マッド・ボンバーズなどのサーフ・パンクや、
ティーン・マシーンのようなバブルガム・
パワーポップ、クイアーズなどラモーン・パンクが好きな人なら、ストライクど真ん中でしょう。全編ハッピーなパー
ティー・チューンが満載で素敵過ぎ。捨て曲なし。この手のバンドにしては全10曲という収録数の少なさに多少の物足りなさは感じるけども。