PRIVATE JETS / Jets Sounds
(2008/Sparkplug Records/Sweden）
これは年明けに NOT LAME の通販で買ったものの中の一枚。スウェーデン出身の４人組バンドのファースト・フルアルバム。これは素晴らしい！ ビーチ・ボーイズ発ルビナーズ経由ジェリーフィッシュ行き、といった感じのさわやかで健やかなパワーポップを聴かせてくれる。
プライヴェート・ジェッツはもともとソングライティング・プロジェックトとして、双子の兄弟 Erik Westin （G, Vo） と Per Westin （G, Vo, Dr, Key）によって2001年に結成。その後、リード・ヴォーカルに Janne Hellman、ベーシストに Micke Olsson を迎えバンドとして活動を始める。
2002年に出た "A Four-Leaf Clover In E Major" EP がファースト・リリース。ここから６年を経てのアルバム発表となった。今回両方ともオーダーし聴く機会を得られたが、先のＥＰと比べアルバムではポップネスという点では格段の進化・深化を見せているのが分かる。
捨て曲なしの１２曲。彼らのテーマソングといった感じのリード曲 "I Wanna Be A Private Jets" から始まり、キャッチーなメロディと美麗な多重コーラスに彩られたゴキゲンなパワーポップの数々が、まるでジェットコースターのように駆け抜けて行く。文句なく大傑作！
個人的にお気に入りなのは「ファーファーファーファー♪」というスキャットが耳に残る M-8 "Fast Forward With You" かな。続く M-9 "First Division Of Love" も跳ねる鍵盤のバッキングが軽快なノリのいいナンバーで、これまたイイ。
先に挙げたビーチ・ボーイズ、ルビナーズ、ジェリーフッシュの他、彼らと同郷のビーグル、メリーメーカーズのファンの人には大スイセンですね。
